別名「全自動ひきこもり機」、「Useless Box」などと呼ばれているロボットを自分で作ってみました。
前回、Arduinoとサーボモーターを木箱の中に入れたものを試作しましたが少し小さくて見栄えも微妙だったので3Dプリンターで作り直し。
アイデアはネットから拾ってきたものですが、3DCAD、マイコンのプログラム共にオリジナルで一から作りましたので公開しています。
同じものを作りたい方どうぞ使ってください。
3Dモデル・Aruduinoプログラムコードをダウンロード
3Dプリント用のSTLファイル、Aruduinoのプログラムコードをここからダウンロードできます。
箱を3Dプリンターで作る

全部で9つあるSTLファイルを読み込んで、スライサーソフトで設定します。
面倒で申し訳ありませんが向きがバラバラなので丁度イイ位置に合わせてください。
大きい部品は剥がれなくなるのでRaftは無しの設定で、印刷中に少しベッドから浮いてくる場合はBrimをONすると浮かないで綺麗に印刷できました。
ちなみに私はEnder 3を使用
https://livingtips.blog/blog/ender3/
印刷プロファイルの設定は以下を使用しています。
https://livingtips.blog/pla-layer0-12-supportraft-cura-4-7-1/
3Dプリント後の加工

3Dプリント後はこちらのサーボモーター取り付け部をビス止めするので下穴を空けました。サイズは2~2.5mmくらい、下穴が小さすぎると割れてしまいます。
下穴空けないでボンド等でサーボモーターを固定しても良かったかもしれません。

ヒンジ部分は3Dプリンターの精度があんまりよくないので、仮組立したときにキレイに蓋が閉まらなかったので少しヤスリで削っています。
電気回路組立、プログラムインストール
電気回路と使用する部品は前回と全く同じですので以下リンクをご参照ください。
https://livingtips.blog/blog/useless-box-prototype/
Arduinoのプログラムは前回からアップデートして10パターンの動きができるようになりました。本ページの上部からダウンロードしてご使用ください。
3Dプリントした箱へ部品組付

サーボモーターのレバーはモーター付属のものと3Dプリントしたものを瞬間接着剤でくっつけてねじ止め。
一度、プログラムをインストールしてある状態で電源を入れて完全に組み立てる前にサーボモーターの原位置を確認してからレバーを取り付けます。

可哀そうだけど首ちょんぱ、しました。
頭と蓋の裏側をボタンをつけるみたいに縫い合わせて組付けています。

余った毛皮は瞬間接着剤で手の部分に張り付け。

何度か仮動作させて、スイッチが確実に切られるようにサーボモーターのレバーやプログラム上でスピード、角度の調整ができたらインナーカバーを乗せて、

完成!

これは印刷失敗したり、寸法調整やトライアンドエラーでできたゴミ。
暇なときに少しずつ、修正して印刷してを繰り返して完成までに2ヶ月かかりました。。。