FDMの3Dプリンターを使っていると、材料のフィラメントが印刷途中で切れてしまうと印刷に失敗したり、途中で止まってしまったりしてしまいます。残り少しの半端に余ったフィラメントだと印刷したい造形物に足りるか分からず使う機会がなくなって溜まってしまったり...
そこでフィラメント同士を溶接して繋げられれば無駄なく最後まで使えるのでその方法をいくつかご紹介します。
フィラメントコネクターで接合する
このフィラメントコネクターを使ったやり方が一番やり易いです。筆者はAliExpressで700円ほどで購入しました。届くまでに3ヶ月くらいかかったので、数百円高いですが速く欲しい場合はAmazonの方がいいかもしれません。
こちらがAliExpressで実際に購入して中国から届いたもの。樹脂の部品が2セット予備で付いてきました。
フィラメント接合に使う道具がフィラメントコネクター、六角レンチ(4mm)、ライターの3点です。
こちらの白と青のフィラメントを繋げます。
フィラメントコネクターの使い方
フィラメントの端をカット。
フィラメントコネクターに接合するフィラメントを通し、中央の穴の部分からライターで炙ります。
フィラメントの端が溶けて柔らかくなっている間に画像の右側へ押し込む形でフィラメントをスライドさせ、固まるまで5秒程度待ちます。
フィラメント同士の接像完了です。
上手くくっつけるのにライターで炙ってからのタイミング等、慣れが必要なので最初は短いフィラメントで練習してみると良いかもしれません。
色々やり方を試しましたが、こんな感じで2回に分けてライターで炙ると失敗が少なかったです。
PTFEチューブとロウソクだけでもフィラメントを繋げられる
海外のYouTube動画ですが、フィラメントコネクター無しでもPTFEチューブとロウソクだけでフィラメントを繋げられています。